ルフトハンザグループのスイスインターナショナルエアラインズ(SWISS)は、A350-900型機を導入することが有力であることがわかりました。
同グループは、A350-900型機とB787-9型機を発注していますが、今後ワイドボディ機の機材更新を控えるルフトハンザドイツ航空、SWISS、オーストリア航空において、ルフトハンザドイツ航空向けの機材計画だけ明らかになっており、同社は両機種を運用する計画です。
このようなことから、残る2社が導入する機材に注目が集まっていましたが、同グループの幹部が地元紙に対して、SWISSはA350-900型機を導入する予定であることを明らかにしています。
その理由は、同社が今後もファーストクラスを提供し続けることが大きな要因としており、B787-9型機に比べてA350-900型機の方が胴体幅、全長共に余裕があることから、同クラスを提供するには適しているとしています。またルフトハンザドイツ航空も2023年7月からファーストクラス搭載の同型機を投入する予定であることから、グループとしてファーストクラス提供機は同型機が適しているとの認識です。
現在同グループは、A350-900型機を計32機導入予定で、ルフトハンザドイツ航空が17機を保有しています。またB787-9型機においては、計25機を導入予定で、最初の5機がルフトハンザドイツ航空向けであることが正式に発表されているため、仮に上記計画通りに進んだ場合は、オーストリア航空がB787型機を運用する可能性が高くなることが考えられます。Photo : SWISS