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新LCCのノーザンパシフィック航空、東京/成田線はデイリー運航とし大阪/関西・名古屋/中部線は週数便の運航を計画

 アラスカのアンカレッジを拠点とする新LCCのノーザンパシフィック航空の運航計画が徐々に明らかになってきました。

 同社は、2022年第3四半期にもB757-200型機(ビジネスクラス12席、エコノミークラス185席)で運航を開始する予定のLCCで、アラスカのアンカレッジを拠点としてアジア主要都市とアメリカ主要都市への運航を予定しています。

 同社は、アイスランドが大西洋路線の乗り継ぎ拠点として成功した例を参考にしており、今後価格に敏感な若者やレジャー客をターゲットとしてアジア~アメリカ間の乗り継ぎ需要の獲得を目指し、運賃は、レガシーキャリアよりも10%~20%安くする予定です。

 また乗り継ぎにおいては、アンカレッジで入国審査を済ませることから、最終目的地のニューヨークやロサンゼルスなどの混雑空港の入国審査を回避することができ、所要時間で考えると、大きな差は出ないことから、新たな選択肢の一つになるだろうと同社CEOは述べています。


Photo : Northern Pacific Airways

 現在のところ就航予定地は、国内線がニューヨーク・サンフランシスコ・ラスベガス・ロサンゼルス・オーランドとなり、国際線は東京/成田・大阪/関西・名古屋/中部・ソウル/仁川を予定し、関西・中部線以外はデイリー運航する計画としています。

 また機材に関しては、今後50機まで増強する計画としていますが、B757が永続的に運用できるわけではないとし、既に後続機(約10年後)の選定を進めていることも明らかにしており、その候補としてA321XLRやB737MAXを検討しているとしています。またネットワークの拡大には、いずれワイドボディ機の導入も必要になるかもしれないとしています。

 同社の就航においては、アラスカの観光協会も全面バックアップする意向を示しており、今後同社の経営が軌道にのるとアラスカ州は大きな恩恵を受けることになるそうです。

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