エバー航空は、保有するA330型機を2029年までに全機退役させる計画であることがわかりました。
これは先日バンコクで開催されたアジア太平洋航空協会会議で、同社のSun Chia-ming社長が明らかにしたもので、来年から同型機の退役を開始し、2029年までに全機を退役させる方針としています。
また今後の機材計画においては、コロナからの航空需要の回復が見込まれることから、ナローボディー機の保有機数を減少させワイドボディ機の保有機数を増やすとしており、当面は今後2年間で11機のボーイング787-9と-10を受領できることに注力し、その後ワイドボディの新規発注を検討したいとしています。
なおナローボディ機においては、中国市場に多く投入していたことから、中国市場の今後の不透明さを懸念してこのような判断をしていると推測されています。Photo : Airbus