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JR東日本、羽田空港アクセス線の本格的な工事に着手へ 2031年度の開通を目指す方針

 JR東日本は、羽田空港アクセス線の本格的な工事に着手すると発表しました。

 JR東日本は、既存の鉄道ネットワークを活用し、多方面からの羽田空港へのダイレクトアクセスを実現する「羽田空港アクセス線(仮称)」の計画を推進しており、 本計画ルートのうち「東山手ルート」における鉄道施設変更認可を 2023年1月31日付、「アクセス新線」における工事施行認可を 2023年3月2日付で国土交通省より受けました。

 これにより「東山手ルート」および「アクセス新線」における工事の起工式を6月に行い、本格的な工事に着手し、2031年度の開業を目指すとしています。なお今回着手する「東山手ルート」および「アクセス新線」は、現在休止している大汐線の橋りょうや高架橋などの既存ストックを有効活用し、東京駅と羽田空港の直結、宇都宮線・高崎線・常磐線方面からの所要時間短縮や乗換解消・低減など広範なエリアからの空港アクセスを改善します。東京駅から羽田空港へは、現在、鉄道を利用した場合30分程度要するところ、乗り換えなく約18分で到着することが可能となります。

羽田空港新駅(仮称)
第1ターミナルと第2ターミナルの間の空港構内道路下に、最大幅員約12m、延長約310mの島式1面2線のホームを有する地下駅を設置します。ホームは地下 1 階の高さであり、第 2 旅客ターミナルへ高低差なく、移動することが可能となります。なお、空港島内のシールドトンネル、開削トンネルは国土交通省が空港整備事業で整備する予定です。


Photo : 日本空港ビルデング

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