ハイブリッドエアラインと自称する韓国の仁川空港を拠点とするエアプレミアは、中長期計画を明らかにしました。
同社CEOは、大韓航空・アジアナ航空の合併に備えて積極的な機材戦略を立て、長距離路線の新たな参入エアラインであると共に代替エアラインになる計画とし、今後のスロット返却に備える方針です。また欧米線の拡大は、最重要計画であるとし、合併の有無に関わらずこの計画は推進するとしています。
今後の機材計画については、全てワイドボディ機の導入を予定しており、2024年に6~9号機を受領し、2027年には15機以上、2030年には20機以上の体制にする目標とし、今後韓国の第3のエアライン、大韓航空とアシアナ航空の合併が実現すれば第2のエアラインとしての地位を固める方針です。
また増機と共に予定する新たな就航地は、日本路線においては、大阪/関西・名古屋/中部・福岡線の開設を検討しているとし、その他就航地は、西安、マニラ、ジャカルタ、パリ、ローマ、バルセロナ、シアトル、ハワイなどを候補地としました。
現在同社の日本路線は、東京/成田~ソウル/仁川線のみとなりますが、近い将来上記3路線の開設が実現することが期待されます。Photo : LAX Airport