現地時間2023年9月22日、デルタ航空は、東京/羽田~ポートランド線の発着枠を返還することを明らかにしました。
同社は、アメリカ運輸省(DOT)に対して、現在運休中の東京/羽田~ポートランド線の再開は行わないと通知し、これに共にない発着枠を返還するとしました。
同社は、需要の変化によりアメリカ運輸省に羽田スロットの柔軟活用案を提案し、ホノルル線とポートランド線の発着枠を使用し路線変更を計画していましたが、これが却下されたことから今後の動向に注目が集まっていましたが、結果的にホノルル線を維持するのみとなりました。
同社は、北東アジアのハブ戦略で成田空港から仁川空港に拠点を移し、その後、羽田空港の増枠に伴い成田空港から撤退するなど、その時代時代で大胆な戦略をとった過去がありますが、今回も大方の予想に反し、発着枠を削減して日本路線の縮小を決めています。
なお既にユナイテッド航空は、ヒューストン線とグアム線の開設に意欲を示しており、今後他社もスロット確保に動くのか注目されます。
ユナイテッド航空、羽田空港のスロットをめぐるデルタ航空案において不支持を表明し再配分により東京/羽田~ヒューストン・グアム線の開設に意欲