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ジェットスタージャパン、2023年6月期決算を発表 純損失は80億2,200万円

 ジェットスタージャパンは、2023年6月期決算(2022年7月1日~2023年6月30日)を発表しました。

 新型コロナウイルス感染症による影響が長期化し、円安や燃油高による影響を受けた結果となりました。2023年6月期(当期)の営業収入は505億3,900万円(前年同期比71.9%増)、営業損失は76億 5,100 万円(前年同期比67.5%増)、当期純損失は80億2,200万円(前年同期比 66%増)となりました。

 航空需要の回復に合わせて運航便数を増やした結果、総搭乗者数(有償ベース)は461.3万人(前年同期比 36.3%増)、年間平均搭乗率は79.1%(前年は75%)となり、定時運航率は87%(前年は92%)と、堅調に推移しました。

 今回の発表に伴い同社の片岡優代表取締役社長は次のようにコメントしています。

「昨年度も安全運航への注力、運航品質やカスタマーエクスペリエンスの向上、イノベーションの強化を継続してきました。今年の春以降は、航空需要の本格的な回復が見られ、多くのお客さまがご利用くださいました。今年7月には就航 11 周年を迎えたことを機に、お客さまにまた気軽な空の旅をしていただこうと考え、社員による国内就航地への『巡業の旅』で認知度の向上を図っております」

「機材については、昨年、環境への負荷を低減する最新鋭のエアバス A321LR を 2 機導入したのに続き、今年7月には3機目を導入し、その利便性と快適性でお客さまにご好評をいただいております」「また、旺盛な訪日旅行への需要に応えるべく、昨年 12 月に約 3 年ぶりの国際線となる成田=マニラ線、今年 1 月には成田=台北線、3 月に中部=マニラ線をそれぞれ再開しました。他の国際線の運航も順次再開する予定です」

「国内線においては、今年 12 月 15 日から成田=旭川線の運航を開始する予定です。同路線は当社にとって 4 年 4 か月ぶりの新規路線で、両空港を結ぶ唯一の直行便となります。これまで中断していた国内線ネットワークの拡充を再開し、お客さまの利便性を高めてまいります」

「新機材の導入および路線網の拡充は、当社が事業の回復を推し進めるうえで大きな弾みとなります。お客さまに低運賃で気軽な空の旅をお楽しみいただけるよう今後も努力してまいります」と述べています。Photo : Jetstar Japan

ジェットスタージャパン、2023年10月29日より東京/成田~宮崎線を増便

ジェットスタージャパン、2023年12月15日に東京/成田~旭川線に就航

ジェットスタージャパン、2024年1月9日より東京/成田~台北/桃園線を増便しダブルデイリー化