現地時間2023年3月3日、オーストラリアの競争規制当局(ACCC)は、カンタス航空とその傘下LCCであるジェットスターに対し、ジェットスターアジアとジェットスタージャパンとのジョイントベンチャーを引き続き認可する方針であることを発表しました。
カンタス航空とジェットスターは、ジェットスターとの合弁事業であるジェットスターアジアとジェットスタージャパンとの間で、引き続き連携を図りたいと考えており、間もなく期限を迎えることから、再認可に向けて申請を行っています。
ACCC は、2013年と2018年にこの申請を承認しており、今回も引き続き認可する方針としており、ACCCのAnna Brakeyコミッショナーは「ジェットスターブランドの航空会社の継続的な連携により、フライトスケジュール、販売・マーケティング・料金設定などにおいて、統合された組織として運営することが可能となります。消費者に幅広い選択肢を与え、充実したサービス、より便利なフライト時間を提供することで、公共の利益がもたらされると考えており、競争を弱めることはあっても、限りなく低いと考える」と述べています。
なお今回の暫定的な認可においては、ジェットスタージャパンと日本航空の間の特定の状況での調整も認めていますが、カンタス航空と日本航空の連携は認めないとしています。