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エバー航空、年明けにもパイロットがストライキを行う可能性 賃上げや外国人パイロットの採用を問題視

 エバー航空のパイロットは、年明けにもストライキを行う可能性があることがわかりました。

 台湾のパイロットらが所属する「桃園市機師職業工会」のエバー航空のパイロットは、賃上げや外国人パイロットの採用を問題視して、会社側に改善を要求するために春節時期を含めストライキを行う可能性があるとしています。

 同組合は、会社側が多額の利益を得ているのにも関わらずパイロットの給与増額に消極的であることを指摘しているほか、人件費削減のために外国人パイロットの採用を推進し、そのパイロットらの訓練不足であるほか、人員不足などが影響して全体としても訓練不足であるとし、安全上の問題があると指摘しています。そしてその結果今年は、6件の重大事故があったとし、その事故の中には羽田空港でタイ国際航空との接触事故も含まれてます。

 同組合は、上記の問題点が改善できなければ、春節時を含めストライキを行う構えがあるとしており、今後を投票を行い、賛成多数であればストライキを実行に移す考えを示しています。

 同社は、2019年にもストライキが実行となり混乱に陥ったことから、今後の動向が注目されます。Photo : EVA

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