サウディア/サウジアラビア航空は、ナローボディ機が入手困難のため代替機としてワイドボディの発注を検討していることがわかりました。
今年5月、サウディアグループは、サウディアと傘下LCCのフライアディール向けにA320neo12機、A321neo93機の計105機を発注しましたが、更なる事業拡大に向けて新機材の発注を検討している模様です。
同社広報によれば、事業拡大に向けワイドボディ機の発注を検討し、現在エアバスとボーイングと協議中としており、これはナローボディ機が入手困難なため、代替機として導入を検討しているものとなります。なお現時点で候補とみられているのが、A330neoやB787となり、今後正式契約に至るのか注目です。
現在世界的に人気を誇るエアバスのA320ファミリーにおいては、2020年代納入分は売り尽くしている状況となっているほか、ボーイングのB737MAXシリーズの問題により量産体制に移行できていないことから、世界的にナローボディ機が不足しており、各社の事業計画に影響が及んでいます。Photo : Saudia