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ユナイテッド航空の今後の成田空港の再ハブ化の行方 今回の背景にあるもの

 先日ユナイテッド航空は、成田空港から以遠権にて新規3路線を開設する計画を明らかにしましたが、今後の同社の成田空港のハブ化の行方について考えていきます。

 既報の通り、同社のネットワーク管理責任者のPatrick Quayle氏は、成田空港のハブ化を推進することを明らかにしていましたが、この計画が正式に発表され、10月27日に開設されるセブ線に続き、2025年にはコロール、ウランバートル、高雄線が開設されることになり、同氏はこの決定はアジア市場における同社の存在感を高めるものとしています。

 これら以遠路線の開設にあたっては、ユナイテッド航空の拠点であるグアム配置の人員および機材で運航されることが決まっており、この背景にはアフターコロナにおけるグアム発着路線の需要低迷があります。このような事情により、余剰機材および人員を活用するために成田空港から以遠権にて新路線を開設する決定に至ったと考えられています。

 これらリソースを本土へ配備しなかっことは、成田空港に対する期待の現れでもあるものの、現状これら路線への新機材の投入などは予定されておらず、あくまでも現状のリソースを再配置するものとなることから、上記路線開設後に以遠路線が急拡大していくことは考えにくいのが現状です。また仮にミクロネシア地域で需要が拡大した場合や、アライアンスパートナーのANAが成田空港からアジア路線を拡充した場合は、以前の市場などに再配置する可能性もあります。

 しかしながら就航前のセブ線の予約状況が好調であるように、今後各新路線が好調となれば、更なる新路線開設のための投資も行われる可能性があることから、まずは新路線が大きな収益路線となることが、今後の同社の成田空港のハブ化推進決定の鍵を握ることになりそうです。Photo : United Airlines

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