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ANAとシンガポール航空、共同事業の認可をマレーシア当局に申請

 ANAとシンガポール航空は、両社間での共同事業の実施に向け、マレーシア民間航空局(CAAM)に対して独占禁止法などの適用除外を申請しました。これは、両社が2025年4月に締結した共同事業契約に基づく手続きの一環です。

 今回の提携対象には、日本、シンガポール、マレーシアをはじめ、オーストラリア、インド、インドネシアを含む広範な市場間の定期旅客便が含まれています。両社は、対象路線においてスケジュールの調整や供給量の管理を行うほか、収益の分配、共同での販売・マーケティング活動などを計画しています。

 ANAとシンガポール航空は、この共同事業がマレーシアの利用者に対して、日本・マレーシア間の利便性向上やネットワークの拡大といった、大きな経済的・社会的利益をもたらすと強調しています。また、両社間での直接的な競争は限定的であるため、市場全体の公正な競争を阻害する可能性は極めて低いとの見解を示しています。

 現在、マレーシア民間航空局(CAAM)はこの申請に関するパブリックコンサルテーションを実施しており、2026年4月1日まで関係各所からの意見を受け付けています。この申請が承認されれば、東南アジアから日本、さらにはその先へ向かう旅客にとって、より柔軟で効率的なフライト選択が可能になることが期待されます。Photo : CAAM

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