デルタ航空は、アマゾン(Amazon)が展開する次世代の低軌道衛星インターネットサービス「Amazon Leo(アマゾン・レオ)」を、2028年から同社の主要機材500機に導入する初期契約を結んだと発表しました。
アマゾンは先立って、長らく使用してきた「プロジェクト・カイパー(Project Kuiper)」という名称を、正式なサービスブランドである「Amazon Leo」へと改称しました。この新名称は、衛星が配置される「低地球軌道(Low Earth Orbit)」の頭文字に由来しています。
今回の導入により、機内Wi-Fiの環境は地上と遜色のないレベルへと引き上げられます。デルタ航空はすでにTモバイルの協賛により、スカイマイル会員向けに高速Wi-Fiの無料提供を進めており、これまでに1億6300万人以上の会員が「Delta Sync Wi-Fi」に接続しています。2026年秋には太平洋を横断する路線でも接続が開始される予定です。
新たにAmazon Leoの航空機向け高性能アンテナ「Leo Ultra」が搭載されることで、動画のストリーミング再生だけでなく、これまでにない強力なアップロード容量が実現します。これにより、乗客は飛行中であっても旅行の動画や写真をリアルタイムで共有したり、重要なビジネス資料を安全に送信したりすることが可能となります。
同社のエド・バスティアンCEOは、この契約によって最速かつ最も費用対効果の高い技術が得られ、顧客に革新的な体験を提供し続けるための強力なパートナーシップが築かれたと述べています。一方で、イーロン・マスク氏率いるスペースXの「Starlink(スターリンク)」がすでにユナイテッド航空やハワイアン航空などへの導入で先行しています。商用化に向けて量産体制に入ったAmazon Leoがデルタ航空という巨大なパートナーを獲得したことで、空の上の通信インフラをめぐる覇権争いは新たな局面を迎えています。Photo : DELTA
ブリテッシュエアウェイズなどのIAGグループ、スターリンクWi-FiまたはAmazonのプロジェクトカイパーの導入に向けて協議中




