イタリアの大手燃料サプライヤーである「Air BP Italia」は、国内の主要4空港において航空燃料(ケロシン)の在庫が減少しているとして、航空機への給油制限を開始することがわかりました。
今回の制限措置の対象となっているのは、ミラノ・リナーテ空港、ヴェネツィア・マルコ・ポーロ空港、ボローニャ・グリエルモ・マルコーニ空港、そしてトレヴィーゾ空港の4拠点です。
供給の優先順位については厳格に定められており、救急搬送便や政府専用機、および飛行時間が3時間を超える長距離便が優先されます。これら以外の一般的な商業便、特に欧州域内を結ぶ中・短距離便については、1機あたりの給油量が大幅に制限されています。ただ今回の措置は一時的なもので現時点で長期的な措置ではないとし、制限はBP社と契約している便が対象であり、他のサプライヤーからは通常通り供給を受けている模様です。
燃料不足の主な原因として、イースター休暇に伴う航空需要の増加、中東情勢の緊迫化による物流網の混乱を挙げており、特にホルムズ海峡を巡る緊張が、欧州全体の燃料供給に影を落としている形です。
当初ヨーロッパでは5月頃から燃料問題が顕著になるとみられていましたが、当初よりも早く燃料問題があらわれはじめており、今後どこまで影響が広がるのか懸念されます。Photo : Aeroporto di Bologna




