カタール航空が、保有するA380型機の全機を、2026年4月から5月にかけて一時的に運航ラインから外していることが明らかになりました。これは、現在の中東地域における地政学的な緊張に伴う空域制限や、それに合わせたネットワークの再編に対応するための措置と見られています。
最新の運航スケジュールによると、カタール航空は4月と5月の2ヶ月間で合計12,000便以上のフライトを削減しており、世界60以上の都市への路線に影響が出ています。この大幅な計画変更に伴い、これまでロンドンやバンコクなどの主要路線で運用されていた8機のA380は、すべて地上駐機している状態です。
今回の措置はあくまで一時的なものであり、現時点では2026年6月1日からの運航再開が計画されています。再開初日には、ドーハとロンドン/ヒースロー、バンコク、シンガポール、パリ、シドニーを結ぶ各路線に、再びA380が投入される見通しです。
同社のA380は、以前から2026年頃から順次退役させるという方針が示されていますが、戦争以前は旺盛な旅客需要を支える貴重な大型機としての役割も担っています。同社のA380の機材計画は、今後も予測が難しい中東情勢の影響に左右されることが予想されます。Photo : Qatar Airways




