事実上経営破綻をしたヴァージンオーストラリア航空の買収をめぐり有力候補の一つとされているアメリカ・アリゾナ州フェニックスに拠点を置くIndigo Partners LLCは、ヴァージンオーストラリア航空のLCC化や国際線からの撤退も選択肢の一つとして検討していることがわかりました。
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Indigo Partners LLCは、オークツリー・キャピタル・マネジメントと協力し買収に入札する方針で、最終的には地元企業も参画することを希望していることが伝えられています。また同グループは、フロンティア航空(アメリカ)、ウィズエアー(ハンガリー)、ジェットスマート(チリ)、ボラリス(メキシコ)に出資するファンドとなり、LCCの運営を得意としノウハウがあることから、ヴァージンオーストラリア航空をLCCとして運営することも選択肢の一つとして検討している模様です。
同グループの創設者の一人のWilliam Franke氏は、LCC化とするかや国際線を継続するかなどは、市場に適した形にするとコメントしていますが、歴史的にみると同時多発テロやSARSなどの世界的なショックが起こった際は、FSCよりもLCCの方が業績が良かったと述べており、今後の同社のLCC化に含みを持たせています。
なお入札にはアポログローバルマネジメント、BGHキャピタル、エティハド航空など様々な企業が参加するとみられており、6月中に各社が管財人のデロイトに買収提案を提出する予定となっています。参考記事:SMH 画像引用:Virgin Australia
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