ATRは、2020年9月16日に地域間向け貨物専用機となるATR72-600Fが初飛行に成功した事を発表しました。
同機は14時に拠点のサンマルタンを出発し、約2時間にわたり飛行性能などを確認するいくつかのテストを実行し、16時過ぎに出発空港に着陸しました。今回の発表に伴い同社は、ATRの貨物機がすでに3分の1を占めている地域貨物機市場におけるATRのリーダーシップをさらに強固なものにするとしています。
Take a peek at the first flight of our new regional freighter aircraft a new member of our #ATR-600 series. #FedEx #avgeeks #FirstFlight #ATR72-600F aircraft! #Freighter #ATR72 #Cargo #Delivery #Ecommerce pic.twitter.com/8yOIEARtcG
— ATR (@ATRaircraft) September 17, 2020
同機は大型カーゴドアを搭載しており、バルク貨物や業界標準のパレットやコンテナを収容することができます。また継続的にアップグレードが可能な最新のアビオニクス・スイートを提供されることにより、オペレーターは航空機の効率性をさらに高めることができます。最初に受領するエアラインは、世界最大の貨物航空会社のフェデックスとなり、確定30機、オプション20機の契約を締結しています。
Photo : ATR
またフェデックスのDavid L. Cunningham CEOは『ATR機は長年にわたりフェデックスのサービスで成功を収めてきました。当社はATRと協力してこの新しい航空機を開発を手掛けましたが、特に貨物が大型化・重量化する航空貨物市場において、当社のビジネスの成長に役立つ特別な機能を備えており、当社のグローバルネットワークにおいて重要な役割を果たすことになるでしょう。』とコメントしています。