東京航空交通管制部において、2020年12月14日7時17分に発生した管制システムのトラブルは、ハードウェアの故障が原因であったと国土交通省が発表しました。
トラブル当時は、バックアップシステムに切り替えて運用を継続し、7時43分にバックアップシステムから通常運用に復旧しました。これにより、羽田空港や成田空港の計46機の航空機に出発の遅れ(最大で36分)が発生しました。
原因探求を実施したところ、ハードウェアの故障が原因であることが判明し、当該ハードウェアの交換を実施し、他管制部のシステムについても再点検を実施しているとしています。
同省は、『今後このようなことがないように、ハードウェア故障の原因及び同種のハードウェアの使用状況等を踏まえ、交換等必要な対策を講じます。』と声明を発表しています。