韓国の新LCCのエアロKが2020年12月28日に韓国当局より航空運送事業許可(AOC)を取得したことがわかりました。
エアロKは、清州空港を拠点とするLCCで、当初の計画では2020年4月から運航を開始し、清洲~済州(チェジュ)線に就航し、その後日本、台湾、中国、ベトナム路線に進出する計画としていました。
Photo : Aero K
しかしながら新型コロナウイルスの影響を受け、AOC取得に時間を要し、申請してから異例となる14ヵ月での取得となっています。これにより韓国のLCCでAOCを取得しているのは、ジンエアー・エアプサン・エアソウル・ティーウェイ航空・チェジュ航空・フライカンウォン・エアロKの7社となり、近くエアプレミアも取得し8社となります。
なお今後大韓航空がアシアナ航空を買収する予定であることから、ジンエアー・エアプサン・エアソウルは統合される予定で、今後計6社となりますが、それでも乱立が否めない状況となります。
今回AOCの取得が明らかになったものの、同社の具体的な就航時は明らかになっておらず、新型コロナウイルスの影響により市場環境も好ましくないことから、どの段階で参入するのかが注目となります。
なお、このような影響を受け、480億ウォンの資本金は140億ウォンに減ったと報道されており、新型コロナウイルスの影響が長引けば、資本増強が必要となる可能性があります。