ブラジルの大手航空機メーカーのエンブラエルは、A320とB737に競合するクラスの航空機を開発する計画の報道を否定しました。
これはアメリカのウォール・ストリート・ジャーナルが、エンブラエルがエアバスのA320型機やボーイングのB737型機に競合するクラスの航空機の開発を計画していると報じたことを受け同社が明らかにしたものとなります。
同社はReutesのインタビューにおいて、「エンブラエルは、新しいナローボディ機を開発する能力を持っています。しかし、我々には近年開発された非常に成功した製品ポートフォリオがあり、これらの航空機を販売し、エンブラエルをより大きく、より強くすることに集中しています」と述べ、新型機の開発報道を否定しました。
同クラスの航空機においては、エアバスとボーイングの生産能力が追いつかず、需要に応えきれていないのが現状となりっていることから、既に航空機開発のノウハウをもつエンブラエルが参入することは、事業計画としても大いに有り得ることであることから、同社は否定しましたが、今後の動向が注目されています。
また中国のCOMACもC919を競合機として開発し、各国エアラインに営業しており、今後このクラスの航空機の競争は激しくなっていくことが予想されています。Photo :Embraer