エアバスのChristian Scherer 民間航空機事業CEOは、現在開催中のシンガポール航空ショーにおいて、COMAC(中国商用飛機有限責任公司)のC919についてコメントしました。
同CEOは、C919はエアバスやボーイングがすでに市場に投入しているものと大きな違いはなく、市場において波乱を起こすものではないとし、我々のナローボディ機に少し似ていると皮肉りました。
また中国のC919の開発は正当な取り組みであるとの認識を示し、市場は競争するに十分な大きさであり、我々は競争を歓迎すると述べました。
上記のように現時点でC919はエアバスの脅威にはならないとの認識を示しており、今後COMACは自国以外のエアラインの受注数をどこまで伸ばせるのかがポイントとなりそうです。Photo : COMAC