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ユナイテッド航空、757の退役を加速 後継にA321XLR

 ユナイテッド航空は、長年にわたり同社のネットワークを支えてきた757型機の退役計画を本格化させ数年内に退役プログラムを開始する計画であることを明らかにしました。

 ユナイテッド航空が保有する機体の一部は機齢が30年近くに達しており、燃費効率や維持コストの観点から更新が急務となっていました。

 この機体の後継としてユナイテッド航空が選んだのがA321XLRで、老朽化した40機の757を順次置き換えていく方針です。新たに導入される機体はサンフランシスコやロサンゼルス、ニューアークといった主要ハブを結ぶプレミアム路線のほか、国際線への投入も予定されています。

 新機材の導入は、単なる機体の更新にとどまりません。A321XLRの機内には、全席から通路に直接アクセスできるフルフラットシート「ユナイテッド・ポラリス」が搭載され、プレミアム席数は従来の757から16席増の32席へと拡大されます。これにより、乗客にはより高いプライバシーと快適性を提供すると同時に、航空会社としては収益性の向上が期待できる仕様となります。

 ボーイングがかつて検討していた757の直接的な後継機計画(NMA)が棚上げされるなか、ユナイテッド航空はエアバスの新機材を戦略の柱に据えることで、一つの時代の終わりと新たな成長フェーズへの移行を明確にしました。2028年までに合計250機以上の新機材を導入するという野心的な機材計画の中で、長年愛された757はその輝かしい役目を静かに終えようとしています。Photo : United Airlines

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