成田空港が機能強化で必要とする、拡張予定地約1000haのうち95%の同意を地権者から得たことを成田空港の田村社長が明らかにしました。
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現在の空港区域の面積は約1,400haです。50万回の発着容量に対応するため、空港の敷地を約1,000ha拡張することが必要となります
画像引用:国土交通省
成田空港の機能強化は、第3滑走路(C滑走路)の建設、B滑走路の延伸が主要工事とされており、機能強化に必要な予定地は大きく分けて3か所、C滑走路用約890ha、B滑走路延伸用約80ha、A滑走路北側約30haとなっています。
今後は、当面の夜間飛行制限の緩和は2019年10月(冬ダイヤ)からA滑走路で先行実施し、B滑走路延伸・C滑走路等については、2020年代の供用を目指して速やかに手続き等を進めていく予定としています。
C滑走路供用後は、滑走路別に異なる運用時間を採用する「スライド運用」を導入し、飛行経路下にお ける静穏時間を 7 時間確保(現行の静穏時間 7 時間を機能強化後も維持)した上で、 空港全体としての運用時間は 5時から0時30分までとします。また、全ての滑走路の便数制限(重量制限)を廃止し0:30~01:00は離着陸制限(カーフュー)の弾力的運用となります。
田村社長は先日の記者会見で、工事開始時期などは現時点で話せる状況にないとしていますが、2020年代半ばの供用開始を目指す考えを明らかにしています。
画像引用:NAA
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