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アメリカン航空CEOをはじめとする同社経営陣がB737MAXに搭乗し安全性をアピール 12月後半に路線投入へ

アメリカン航空のDoug Parker CEOをはじめとする同社経営陣は、今月後半から世界に先立って定期路線にB737MAXを投入するのを前に、同機の安全性をアピールするために同機に搭乗してフライトを実施しました。

フライトはAA9750便として運航され、タルサからダラスまで約1時間のフライトを実施し、同便にはCEOをはじめとする同社幹部やCEOの妻なども搭乗しました。

今回のフライトを実施し、同CEOは以下のようなコメントをしています。

『20ヶ月間、世界中のボーイング737MAX機が飛行禁止となりました。私たちは、命を奪われた犠牲者のご家族に心からお悔やみを申し上げるとともに、彼らの人生を永遠に変えてしまったこの悲劇を決して忘れることはありません。私たちの業界では、安全が何よりも優先されます。その安全性に疑問が生じた場合、私たちは結束して改善に努めます。現在、民間航空史の中で最も広範囲にわたる安全性の見直しの後、同機は再承認されました。

本日同機に搭乗してみて安心して移動することができました。我々は12月末から段階的に同機の運航開始します。運航再開に至るまで、多くの労力を割いてくれた安全の専門家の方々へ感謝の意を表します。』

現在の計画では、12月29日~1月4日の期間においてニューヨーク~マイアミ線の1往復に投入する計画で、1月中にはマイアミのハブを通じて最大36便の運航を予定しているとしています。なお現在のところ商用便への再投入はアメリカン航空が最初のエアラインとなる見込みです。Photo : Doug Parker (画像の向かって左から3.4番目の男女がCEO夫妻)

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