現地時間1月11日、大韓航空は、アシアナ航空の買収に向け同社の本社に立ち入り調査を行いました。
先週大韓航空は、株主総会で有償増資案件が通過したことから、アシアナ航空買収への壁をまた一つ乗り越え前進した形となっており、統合へ向けた手続きを加速させています。
大韓航空は、これまで書面でのやり取りにおいて、統合に向けた調整を進めていましたが、昨日11日からは、アシアナ航空本社への現地調査を開始し、今後は企画・財務・旅客・貨物など各分野別に順次アシアナ航空の調査を行う予定となっています。
そして調査結果などをまとめ、3月17日までに統合提案を策定する予定とみられ、この時点で傘下のLCCとなるジンエアー・エアプサン・エアソウルの3社の統合方法や手順などが具体化されるものとみられています。
また、大韓航空は今月中旬にも国内外の競争当局に企業統合審査を申請する予定としており、これまで米国・欧州大手航空会社の多くの合併事例があったことで順調に通過すると予想しており、国内公正取引委員会もアシアナ航空は統合以外の再生は難しいと判断し、承認する可能性が高いと踏んでいると現地では報道されています。参考記事:hankyung Photo : Korean Air