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18-22年度ANA中期経営戦略を発表、路線拡大、LCCは中距離線進出を発表

ANAの18-22年度ANA中期経営戦略が発表され、今後もネットワーク拡大路線を続け、LCC事業では小型機で中距離路線へ進出する計画のようです。今回のタイミングでバニラの新路線が発表されるのではと考えていましたが、発表されませんでした。

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ANA国際線旅客事業 : 「成長の柱として路線ネットワークを拡大」

  • 1)首都圏空港(羽田・成田)を拠点に事業を拡大

    • ・2020年の首都圏発着枠の拡大に向けて、競争力の源泉となる人財の確保や育成、オペレーション基盤の強化を図った上で、2020年に拡大する発着枠を最大限活用し、国際線ネットワークを拡大します。
  • 2)ホワイトスポットへの進出、提携戦略の推進

    • ・未就航エリアへの路線拡大を図るとともに、海外エアラインとの提携も進化させます。

「欧州の場合、イタリアやスペインなど観光需要への対応は重要だ」として、「モスクワは、ビジネスと東欧諸国への玄関口としての需要がある」 引用元: Aviation wire

今後も羽田、成田両空港の路線拡大を続けるようで、恐らく欧州以外はコードシェアを拡大させる方向ではないのかなと思います。今度の羽田枠の配分はほぼ国際線に充てられると思いますが、JAL、ANAは均等配分で競争力を持たせるようにしてもらいたいです。

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LCC事業 : 「バニラエア・Peachの連携強化」 「中距離路線へ進出」

  • 1)短距離事業領域の拡大 : ローカル線を中心に需要を開拓

    • ・バニラエアとPeachは、成田と関空を主な拠点として就航路線を増やすとともに、マーケティング・インフラ・人財交流など、様々な面で連携強化を図りながら収益基盤を拡充していきます。
  • 2)中距離路線へ進出 : ANAグループの空白領域へ

    • ・更なる航空需要の拡大が期待されるアジアマーケットにおいて、航続距離の長い小型機を活用し、2020年を目途に中距離路線へ進出します。
    • ・ANAグループにおける空白領域を中心に就航都市を増やし、収益拡大につなげるとともに、LCC事業においても観光立国、地方創生に貢献していきます。

新機材は未定としながらも「A320と共通化を持たせながら、小型機で航続距離の長いものを導入する」と述べ、「A321が候補のひとつ」とした。A321neoの航続距離延長型「A321LR」なども、視野に入るとみられる 中距離用機材は、2020年度から段階的に導入。初年度は5機程度の導入を見込む。芝田室長は、中距離路線の運航会社を「需要予測を進めている」とし、ピーチとバニラのどちらが運航するかは未定とした。 引用元: Aviation wire

以前ANAのB767を移管を検討するという記事を投稿しましたが、今回A320の共通化という言葉がでてきたのでA321LRが有力なのかもしれませんが、人気機種可能性大のA321LRを果たして2020年度に5機導入ができるのか少し疑問なので、B767の線もまだあるように感じます。就航地に関してはANAグループの空白地、バニラのリゾート線でバリは有力候補だと思われます。まぁこういった計画はほぼ縮小されるようなものなのでなんとも言えませんね。

機材数の推移については物凄く現実的なものを感じました。ANA本体がもちろん最優先で、LCCは二の次といった感じがします。LCC2社で、5年で20機はかなりのペース悪いですね。おそらくパイロット不足が影響していると思われるだけにどうしようもありません。

ANA2018-2022年度の中期経営計画

 

LCCの中距離線進出はもう決定事項だと思われますので、早く機種だけでも決定してもらいたいですね。

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