2018年10月29日、インドネシア最大手LCCライオンエア機が、ジャカルタのスカルノハッタ国際空港離陸後すぐにカラワン湾へ墜落したことが確認されました。現時点での情報は以下の通りです。
ジャカルタ発パンカルピナン行きJT610便は午前6時20分に離陸し、すぐに緊急事態を管制へ報告し、出発空港へ引き返すことを要求しましたが、13分後の午前6時33分に連絡が途絶えました。
同機には乗員乗客189名(パイロット2名、客室乗務員6名、乳児1名を含む)が搭乗していました。
インドネシア当局の発表では、墜落地帯のカラワン湾は水深30m~35mの深さで、海中にあるとみられる機体をダイバー捜索中で、現在現場には機体の破片、乗客の所持品が散乱している状況です。
既に何名かの遺体が確認されており、ライオンエアのロゴが入ったエンジンカウルの破片なども回収されています。
墜落した機体はボーイング社のB737シリーズの最新鋭機のB737MAX8で、今年8月に定期路線に投入され、まだ800フライトしか飛行していない機体であり、機体の疲労による事故とは考えにくいと推測されます。
なお同社の日本への路線はありませんが、同社のタイ法人のタイライオンエアは11月30日より成田への就航を予定しております。