ノルウェーの新LCCとなるノースアトランティックエアウェイズは、導入を予定するB787-9型機の初号機を受領したことを発表しました。
同社は、12機のB787-9と3機のB787-8をの導入を予定しており、2022年春からスカンジナビアをはじめとした欧州各都市からアメリカ本土への直行便に就航する計画としています。
就航初期はオスロを拠点としますが、今後はロンドンとパリにも拠点を設ける計画としており、アメリカ側の就航地はコスト削減のために第2空港へ就航し、ニューヨークはスチュワート国際空港、カリフォルニアはオンタリオ空港への路線展開を予定しています。
周知の通り、ノルウェージャンは経営状況の悪化により長距離路線から撤退したことから、今後この需要を取り込みたい考えで、かつてのノルウェージャンと同様の戦略をとるものと考えられています。なおこの会社の立ち上げには、かつてノルウェージャンを急成長させ強力なリーダーシップを発揮していたBjørn Kjos元ノルウェージャンCEOが関わっているほか、ノルウェージャンの元幹部がノースアトランティックエアウェイズの幹部として名を連ねています。
かつてBjørn Kjos氏は、東京への就航計画を明らかにしていたことから、ノースアトランティックエアウェイズも軌道にのれば、日本路線の開設も期待できるかもしれません。Photo :Norse Atlantic Airways