スペースジェット(旧MRJ) 航空ニュース

三菱重工、2020年半ばのANAへのスペースジェット納入は約束できない

三菱重工の泉澤清次社長は、予定しているスペースジェットの2020年半ばのANAへの初号機納入を約束できないとインタビューで明らかにしたことをロイター通信が報じました。

スポンサーリンク

泉澤社長はスケジュールに遅れが出ていることを認めた上で、計画を見直している段階であるとし、当初のスケジュールである2020年半ばの納入が間に合う可能性と間に合わない可能性があり、確約出来かねるとしています。

スペースジェットは開発途中で配線を見直すなど設計変更するなどしたことから、納入が延期の可能性が予てから噂されています。現在同社は型式証明(TC)取得の作業を進めていますが、時間を要していることから6度目の延期発表を行うとの見方が強くなっています。

スペースジェットは、SpaceJet M90(これまでのMRJ90)ならびにSpaceJet M100の2機種で構成される予定で、後者に関しては、米国をはじめとするグローバル市場のニーズに最適化された機体で、65~76席の3クラス仕様で米国のスコープクローズにも準拠していることからMRJからの改称後、受注に向けた動きが出始めています。
画像引用:
Mitsubishi Aircraft Corporation

スポンサーリンク

三菱航空機、スペースジェットモントリオールセンターの設置計画を発表

三菱航空機、アメリカのメサ航空からのスペースジェット100機の受注に向け協議を開始

三菱航空機、スペースジェットM100型機15機の商談に関する覚書を締結

スポンサーリンク