南アフリカ政府は、南アフリカ航空を清算し新会社を設立することを決定したと発表しました。
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声明の中で、新しい航空会社は政府と民間の双方が所有することが理想的であるとし、これまでの国営から民間の力を取り入れる計画としています。今回の決定により、南アフリカ航空の全従業員の契約が終了することになりますが、新会社設立にあたって優先的に雇用される予定となっています
今後政府は22億ランドの退職金を調達する予定としており、不動産やロンドン/ヒースロー空港の夜間枠のスロットを売却することなどを検討しているものと推測されています。
過去十数年にわたり赤字経営であった同社は、過去10年間で9名のCEOが交代したり、賃上げを求め従業員がストライキを起こすなど混乱が続き経営が更に悪化しました。そして2019年12月に政府は、会社更生法を適用し経営再建を目指しましたが、新型コロナウイルスの影響がとどめを刺し止む無く断念した形となります。
参考記事:SABC 画像引用:SAA
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