ヴァージンオーストラリア航空傘下のタイガーエアオーストラリアは、正式に同ブランドが終了することを発表しました。
ヴァージンオーストラリア航空(以下ヴァージンエア)の再建に際し、傘下のタイガーエアオーストラリア(以下タイガーエア)が廃止される計画であることが今年8月初旬に発表されましたが、予定どおりブランドが廃止されます。これに伴いタイガーエアのトラベルクレジットは、ヴァージンエアに引き継がれることになります。
タイガーエアは、2007年11月23日に運航を開始し、これまで3,000万人を輸送しましたが約13年でブランドを廃止することになり、これで同国のLCC事業はカンタス航空傘下のジェットスターが独占することになります。なおヴァージンエアは、将来的なLCCの需要に備え、AOC(航空運送事業許可)は保持するとしています。
ヴァージンエアは、新型コロナウイルス以前の需要に回復するには、少なくとも3年はかかるとしており、仮にLCC事業が再開されるとしても、遠い将来となることが予想されます。Photo : Tigerair Australia
ヴァージンオーストラリア航空、タイガーエアの事業を停止や東京・LA線の無期限停止を発表 需要が戻った際には両路線を再開する意向