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アエロフロートロシア航空の従業員113名が密輸に関与か 米国務省はビザを取り消し

ロシアのアエロフロートロシア航空の従業員が密輸に関与した疑いが強まり、アメリカ国務省は同社従業員113名のビザを取り消し、FBI・税関国境警備局・ニューヨーク市警が協力して捜査を行っていることがわかりました。

今回の事件は、アエロフロートロシア航空の従業員や元従業員を使い、盗難されたアップル社のiphone、ipad、apple watchなど総額5000万ドル(約53億円)相当の電子機器がアメリカから違法に持ち出されたもので、同社従業員が犯罪グループに協力したものとみられています。なお実際に従業員のバッグから密輸品が押収された事例があったことが報告されています。

これによりアメリカ国務省は113名のビザを取り消しており、現在密輸を主導した10名の逮捕状をとり、うち8名を逮捕しています。なおこの10名にアエロフロートロシア航空の従業員は含まれておりません。

近年航空会社の従業員による密輸の発覚が相次いでいますが、今回FBIは、海外エアラインクルーなどの特別な立場利用して密輸が可能と信じる者がいるが、答えはノーだとコメントしています。参考資料:US Department of Justice Photo : Airbus

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