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先日初飛行に成功したB777Xの飛行試験3号機は、試験終了後にルフトハンザドイツ航空へ納入

現地時間8月3日、ボーイングは開発を進めるB777Xの飛行試験3号機(N779XY)が初飛行に成功したことを発表しましたが、この機体は試験終了後にルフトハンザドイツ航空に納入されることがわかりました。

同社は、合計20機のB777-9型機を発注していますが、現在のところ初号機の納入は、新型コロナウイルスの影響により2022年までずれ込む見通しとなっています。現在初号機は完成間近であることがわかっているほか、今回の3号機は同社のB777X5号機として納入され、飛行試験4号機も同社へ納入される予定となっています。




Photo : Lufthansa

明確な引き渡し時期は明らかにされていませんが、今後試験が完了すると、機内の改修が行われ、塗装もルフトハンザ仕様へと変更されデリバリーという流れになります。

なお3号機は主に、新型エンジンとなるGE9Xのターボファンの機能テストを行い、その他にもAPUテストと負荷テストなども担当する予定となっています。

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