事実上の経営破綻となり、現在経営再建計画を策定しているタイ国際航空は、2025年にも最大30機の新造機を購入することを検討していることがわかりました。
この計画は、不採算となり今後売却される機材などの後続機として購入することを想定しており、パンデミックからの需要回復が見込まれる2025年を目途に購入するもので、3月2日に提出を予定している経営再建計画の一部として債権者の同意を条件に裁判所に提出される見込みです。
昨年7月には同国の運輸大臣が新型機購入について言及しており、現地の報道によればワイドボディ機においては、B787・A350・A330neoが候補という報道がされています。
今後不採算機材の多くは、退役となることが有力ですが、新型コロナウイルスの終息後には新型機の導入により再度事業を拡大するものとみられます。タイは観光産業に依存していることから、航空事業は縮小は国の衰退を意味することから、一時的に事業が縮小するものの、新型コロナウイルスの終息後には再び事業拡大路線を目指すものとみられています。参考記事:The Nation Thailand Photo : Thai Airways