アメリカン航空は、夏の休暇シーズンに向け国内線をパンデミック以前の水準にまで回復させる計画であることがわかりました。
現在の計画では、パンデミック以前となる2019年の夏のピークシーズンと比較し、今夏では国内線を90%以上、国際線を80%以上運航する計画とし、新たに150路線を開設します。現在アメリカではワクチンの接種が急速に進んでいることから、旅行需要が高まっているとされており、競合他社を含め国内線の拡充が進んでいます。またアメリカン航空では、国際線仕様のワイドボディ機も国内線に投入し、需要に応じた提供座席数を確保します。
同社のBrian Znotinsネットワーク計画VPは、「パンデミックを通じて私たちが取り組んだことは、利用客が私たちに望んでいることや必要としていることを基にスケジュールを作成することでした。そして現在多くの人々が旅行に戻りたいと考えています」とコメントし、レジャー需要を想定して路線計画を策定した事に言及しています。
開設される路線は、物理的に人と離れる事ができる、ビーチや山などの屋外アトラクションがある目的地への路線が主となり、国際線が制限を受ける中、国内線に活路を見出したい考えです。参考記事:CNBC Photo : Boeing