エミレーツ航空は、2021年6月よりアメリカ路線にA380を再投入する計画であることがわかりました。
同社は、新型コロナウイルスの感染拡大以降、A380で運航していたアメリカ路線をB777-300ERに切り替えましたが、最新のスケジュールでは、ドバイ~ニューヨーク/JFK線を皮切りにA380を再投入する計画で、まず始めに6月1日からドバイ~ニューヨーク線、7月1日からドバイ~ロサンゼルス・ワシントンの2路線に投入する計画としています。
パンデミック以前までは50都市以上にA380が就航していたなかで、現在は未だ半数以下となっていますが、A380での運航路線は徐々に拡大しており、ワクチン接種が今後世界的に進むにつれ、同機の再投入路線も増えることが予想されます。
各社がA380の退役を検討する中、エミレーツ航空は今後10年以上同機を運用すると明言しているほか、ワクチンの有効性、普及を条件に2021年中に全機が稼働することを想定しているとしており、このまま順調に需要が回復していくのか注目となります。Photo : Emirates