エミレーツ航空のTim Clark/ティム・クラークCEOは、フラッグシップであるA380を2030年代半ばまで運用を継続する計画であることを明らかにしました。
これはCAPAのライブサミットにおいて同CEOが明らかにしたもので、以前にも同時期までの運用に言及していましたが、新型コロナウイルスの影響が長期化する現在でも、その計画に変更がない事を明らかにしています。
またパンデミック後においても、基本的なビジネス戦略を変更する予定は無いとし、今後受領するB777X、B787、A350の導入と共に、老朽化したA380を更新し、A380で開設できなかったような路線の開拓を行い、2030年代半ばまでに現在よりもネットワークを30%拡大させることを想定しているとしています。
このようなことから、これまで構築してきたドバイのスーパーハブは、新型コロナウイルスにより縮小することなく、むしろ新型機の導入により拡大することになるとしています。
同社は、最終機となるA380を2022年5月に受領する予定としていることから、A380の最終機は約15年程の運用を予定しているとみられますが、その頃までA380を運用しているのは何社となるのか、また同機を運用する最後のエアラインはどこになるのか、予測するには早すぎますが注目となります。Photo : Emirates