JALは、アフターコロナを見据え、今後確実な回復・成長が見込まれる低価格帯のマーケットで収益を生み出すLCC事業を強化する事を発表しました。
Photo : JAL
今後回復が見込まれる中国発インバウンド需要を獲得するため、中国最大手のLCCである春秋グループとともに小型機による中国線の事業を展開し、JALグループのスケールメリットを活かし、高品質で低コストなサービスを実現するため、6月には春秋航空日本の連結子会社化を予定しています。
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また傘下に置く、ジップエア、春秋航空日本、ジェットスタージャパンの異なる特徴を生かした3つのモデルで事業を展開します。
まずジップエアは、日本発の中長距離LCCとしてアジア・アメリカ西海岸・ハワイ等で低価格帯の需要を創出し、2024年度までに毎年2機を導入し10機体とします。
また春秋航空日本は、中国特化型LCCとして中国発のインバウンド旅客需要を獲得します。今後は、人口1,000万人超の中国都市をターゲットに直行便未就航地の新規開拓を行います。
最後にジェットスタージャパンは、LCC屈指の首都圏国内線ネットワークを活かし成田を中心とした国内線を主力に観光需要を獲得します。今後も国内線を主力とし、夜間駐機機材を活用した近距離国際線により稼働向上を目指します。また機数・路線を見直し高収益体質を確立し貨物収入の取り込みを強化するとしています。