FSC 機材 航空ニュース

JAL、A350-1000型機の欧米線投入は2023年度から フラッグシップはB777からA350に

JALは、2021-2025年度 JALグループ中期経営計画を発表し、国際線・国内線のフラッグシップをB777からA350型機に更新する事を発表しました。また収益改善向け徹底した費用削減を図ります。

国内・国際線のフラッグシップを燃費性能に優れたA350型機に順次更新し、A350-1000型機は2023年度から欧米線に投入します。2023年度においては、A350型機を18機体制とし、B777は2023年度において13機体制とします。(GE社製エンジン機材のみ)

そして事業規模の適正化を図るため、低収益路線は運休とし、コードシェアを活用します。国際線においては成田~高雄・釜山線を運休とし、需要に応じた段階的な運航再開を目指し高収益路線から順次復便します。そして国内線においては、成長が見込まれる沖縄路線の拡充を目指し、新規開設・機材の大型化を実施する計画です。

またA350の投入で選好性を向上させ、ビジネス需要が多い羽田ネットワークの拡充を図るほか、欧米に加えてアジア・オセアニアの共同事業を拡大し販売を強化します。そして成田ハブ機能強化を契機としたアジア~北米乗継の高イールド需要を獲得する計画としています。

JAL、2023年にB777-300ERの後続機としてA350-1000をアメリカ線に投入へ

オーストラリア競争当局、JALとカンタス航空の共同事業を認めない方針を表明

JALの2021年5月の最新の国際線運航計画一覧