ルーマニアの大統領専用機として使用された(Rombac1-11)が25,000ユーロ(約330万円)から競売にかけられることが発表されました。
対象機は、ルーマニアの共産主義者で24年にわたり独裁していたニコラエ・チャウシェスク元大統領が最後の3年間に使用した機体とその後に政権を取ったイオン・イリエスク元大統領が使用した計2機のRombac1-11となります。
119人乗りのRombac 1-11は、1989年以前に英国のライセンスに基づいてルーマニアで9機製造されており、現在これらの航空機は文化遺産に指定されていることから、国内での管理が求められています。
競売会社の広報担当者は『これらの航空機は小さな博物館のようなものです。これらの航空機で世界中から多くの観光客を呼び寄せることができるでしょう』とコメントを発表しており、最終的にいくらで落札されるのか注目となります。なお競売は27日に開始される予定です。Photo : Artmark