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ガルーダインドネシア航空、経営難で大規模なリストラと保有機材の半減を検討 実行しなければ突然の倒産も

ガルーダインドネシア航空は、新型コロナウイルスの影響による経営難により、今後大規模な人員削減と保有機材数の削減を検討している事がわかりました。

これは同社のIrfan Setiaputra CEOが明らかにしたもので、会社存続のために大規模なリストラと保有機材数を現在保有する142機から70機以下まで削減することを検討しているとし、リストラに関しては実行しなかった場合、倒産の可能性がある事を示唆しました。

なお人員削減数には言及がなかったものの、最大で半数となる70機以上の航空機が削減されることを考えると、それに比例した人員削減数なることが想定されます。

また現在資金不足によりリース会社への支払が滞っていることも明らかにし、その影響により一部の航空を運用できていないとしてます。なお現時点で49億ドル(約5,350億円)の債務があり、支払いができないことから毎月債務が増え続けている状態としています。

新型コロナウイルス以前から、LCCの台頭などにより競争が激化し経営が悪化していた同社ですが、新型コロナウイルスの影響を受け状況は更に悪化しており、今後会社の存続に向け、何かしらの大きな決断が必要な段階に入っているものとみられています。参考記事:bisnis Photo : Garuda Indonesia

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