ベトナム航空は、新型コロナウイルの影響により経営状況が悪化していることから、年内に第三者割当増資を計画していますが、ANAは増資の引き受けを見送ったことがわかりました。
これは現地紙のVNEXPRESSが報じたもので、8兆ドン(385億円)の第三者割当増資において、ANAはベトナム航空の8.77%の株式を所有していることから、約7000万株の株式購入権を有していますが、これを譲渡することで合意したとしています。
これによりベトナム航空は、傘下のグループ会社を含む15,100人以上の従業員に新株とばる約7,000万株を分配する方針とし、ANAの出資比率は低下する見込みです。なお今回のANAの判断は、自社も新型コロナウイルスの影響により経営状況が悪化していることが影響しているとみられています。
現在ベトナムでは、変異株の感染が急拡大し、昨年よりも状況は悪化していることから業績の改善の兆しは見えない状況が続いています。