カンタスグループは、今後の国際線の運航計画を明らかにし、2021年12月中旬より日本路線を含む国際線を再開する方針を明らかにしました。
現在の計画では、ワクチンの接種率が高い国から優先して運航を再開する予定としており、日本・シンガポール、アメリカ、イギリス、カナダ、ニュージーランドなどの路線を想定しているとしています。また、ワクチン接種率が低く、感染レベルが高い就航地と想定される、バリ、ジャカルタ、マニラ、バンコク、プーケット、ホーチミン、ヨハネスブルグなどは、2021年12月から2022年4月まで延期となる見通しとしています。
そして5機のA380が予定よりも早く運航を再開し、2022年7月からシドニー-ロサンゼルス線、2022年11月からシドニー~シンガポール経由~ロンドン線に投入する予定としています。そのほかブリスベン~ロサンゼルス・サンフランシスコなどの一部の太平洋横断路線にはA330-200型機を投入するとし、技術的な改修が必要であることから、現在エアバスと最終調整を行っています。
新機材においては、カンタス航空がB787-9型機を3機、ジェットスターがA321LRを3機2023年度中に導入予定ですが、前者は順次主要市場に投入し、後者は現在のB787の路線に置き換えて投入することも想定しているとしています。
オーストラリア政府は、新型コロナウイルスの感染者数をゼロを目指す政策から、重傷者を減らしコロナと共存する政策に転換したことから、今後国際線も順次再開していくことが期待されています。Photo : Qantas