カンタス航空グループは、ニュージーランド線を除く国際線の停止期間を延長することを正式発表しました。
当初の計画では、2021年10月末から再開することを想定してスケジュールを組んでいましたが、これを現段階では2021年末までに延期とします。
このスケジュールは、政府のワクチン接種プログラムに沿って設定されており、現時点では完了時期が2021年末になるとの見通しにより延期となっています。また政府は、本格的な国境の再開は2022年半ば以降のと見解を述べており、更なる再開時期の延期も予想されます。
カンタス航空は、ワクチンの展開により今後いくつかの国とのトラベルバブルが行われることを楽観視しているとしていますが、現時点ではその国がどこになるのかは予測するのは困難としています。また当面は、海外への重要な特別便や貨物便を運航し、国内での旅行需要の回復に注力するとしています。
なお同社は、今後再開する日本路線においては、一時的に成田空港から撤退して保有する羽田空港のスロット内で路線を展開する計画とみられており、国際線再開後も以前のようなネットワークの再開には当分時間を要することが予想されています。Photo : Qantas