ベトナム競争当局は、大韓航空が申請していた企業統合審査を承認したことがわかりました。
大韓航空は、アシアナ航空を買収し今後統合する計画ですが、国内外の競争当局を承認を受ける事が前提となっていることから、1月14日に日本を含める9カ国の競争当局に申請を行い、これまでタイ、トルコ、台湾、マレーシア、フィリピンの競争当局から承認を得ています。
なお残る申告義務の国は、日本、アメリカ、EU、韓国、中国となり、最大のハードルとなる自国の認可は年内に承認を得られるとの見込みとされており、大韓航空は早急に手続きを進め、2024年に買収を完了される予定であるとしてます。
なお太平洋路線においては、大韓航空が加盟するスカイチームとアシアナ航空が加盟するスターアライアンスのバランスが大きく崩れることが予想されているほか、多くの路線において調整が必要と考えている当局も多いとみられ、統合を承認してもアシアナ航空の発着枠は回収となる可能性なども指摘されています。