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エミレーツ航空、777-300ERSF(ビッグツイン)を4機導入する契約をIAIと締結

 エミレーツ航空は、現在イスラエル航空宇宙産業(IAI)が取り組んでいるB777-300ERを貨物機に改造した777-300ERSF(ビッグツイン)を4機導入する契約を締結しました。

 これらの4機は、アブダビにあるエティハド・エンジニアリング社のMROセンター内に設立された新拠点で改造され、エミレーツ航空機の最初の改造は2023年初頭に開始される予定です。またこの契約は、より多くの航空機に旅客機から貨物機への転換サービスを提供する可能性があるとしています。

 今回の発表に伴いIAIのCEO兼社長であるBoaz Levy氏は、「IAIは、貨物機の世界的な需要に対するソリューションを生み出すために、この地域の聡明な人々と提携できることを誇りに思います。貨物機の改造で世界をリードするIAIは、現在、GECASと共同でB777-300ER型機の初号機を改造しています。エミレーツ航空が旅客機の貨物構成への転換にIAIを選択したことは、IAIの専門的な能力と、この分野でのIAIの長年にわたる国際的な評価を証明するものです。」と述べています。

 またエミレーツ航空のSheikh Ahmed bin Saeed Al Maktoum 会長は「貨物機のキャパシティをさらに拡大するための投資を発表できることを嬉しく思います。今回の投資は、お客様のご要望にお応えするという当社のコミットメントを明確にするものであり、当社の将来の成長と世界最大級の貨物航空会社としての地位に対する自信の表れでもあります」と述べています。

 なお同型機のローンチカスタマーはカリッタ航空となり、市場への投入は2022年後半を予定しており、IAIは2030年までに150機以上を受注するとの予測を発表しています。Photo : IAI

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