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関西3空港懇談会、関西空港の発着枠の上限引き上げに向けた検証を政府に要請

 関西国際、大阪国際(伊丹)、神戸の関西3空港のあり方を関係自治体や経済界で議論する「関西3空港懇談会」にて、上記空港を運営する関西エアポートは、関西空港の発着枠の上限引き上げに向けた検証を政府に要請したことを明らかにしました。

 今回の会議では、2025年に開催される大阪万博の受け入れ体制を整えること確認し、アフターコロナの需要に対応できるよう、関西空港の現在の発着枠の上限となる23万回を引き上げることが可能か政府に検証するよう要請したことが明らかにされています。

 また神戸空港の国際化も引き続き議論を継続するとしており、関西全体での国際線受け入れ能力の強化の方針が確認された形となります。なお関空国際空港の改修工事は、国際線の受け入れ能力を拡充し年間受け入れ能力を現在の約3000万人から約4400万人まで拡張する計画となり、以下のスケジュールが予定されています。

【T1リノベーション変更後工事スケジュール】
2021年6月頃T1リノベーション工事着工
2022年秋頃2F新国内線エリア等(Phase1)運用開始
2023年冬頃2F国際線出発エリア中央等(Phase2)運用開始
2025年春頃4F新保安検査場及び3F国際線ラウンジ(Phase3)運用開始※空港オペレーション機能完成
2026年秋頃2F国際線出発エリア南北商業施設(Phase4)運用開始
Photo : Kansai Airport

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