キャセイパシフィック航空が運航する香港~ニューヨーク/JFK線が、ロシア上空を回避する影響を受け、世界最長路線となる見込みであることがわかりました。
これまでの世界最長路線は、シンガポール航空が運航するシンガポール~ニューヨーク/JFK路線となり、15,349キロメートルを約17時間半で飛行していました。
今回キャセイパシフィック航空は、ウクライナ情勢の影響を受けてロシア上空の飛行を回避する決定をしたことから、通常ロシア上空を飛行するニューヨーク線を、太平洋横断ではなく、偏西風の好影響を受ける大西洋横断に切り替えて運航し、ニューヨークから大西洋、イギリス、南ヨーロッパ、中央アジアを通るルートを採用します。このルートがシンガポール航空の記録を上回る16,618キロとなり、約17時間の飛行となる見込みです。
直近の運航された同路線はロサンゼルス経由となっていますが、今後は直行化される予定となり、間もなく世界最長路線が偶然にも誕生する予定となります。なお機材はA350-1000型機となります。Photo : Airbus
ニュージーランド航空、2022年9月17日にオークランド~ニューヨーク/JFK線を開設 飛行時間は同社最長の17時間35分