成田空港は、2022年7月の空港運用状況を発表し、航空旅客数は3ヵ月連続で100万人超となり、国際線日本人旅客数は前年同月比632%となったことを発表しました。
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国際線は、出入国に係る段階的な規制緩和により、旅客便数は前年同月比139%、旅客数は前年同月比452%となりました。昨年7月は、東京2020オリンピック大会に伴う出入国等の増加要因があったため、直近5、6月と比べると前年同月比の伸び率が鈍化しているものの、規制緩和が進んでいる海外主要国に向けたビジネス需要、レジャー需要の増加
から引き続き回復傾向で推移しています。
特に国際線日本人旅客数は前年同月比632%と、ハワイ便や東南アジア便等の需要増により、6月に引き続き大幅増となりました。一方で、国際線外国人旅客数は、査証取得等入国に係る様々な手続きが求められること等から、日本人旅客数ほどの伸びとはなっていません。
国内線は、前年に一部地域で緊急事態宣言が発令されていた5、6月と比較すると前年同月比の伸び率が鈍化しているものの、7月は3年ぶりの行動制限のない夏休みシーズンを迎え、旅客便数は前年同月比165%、旅客数は前年同月比186%と増加しました。19年同月比でも、旅客便数は96%、旅客数は86%の水準まで回復しています。
なお、8月の足元の状況について、国際線旅客便は、海外主要国の規制緩和により、特に太平洋線やアジア線において回復傾向が続いております。国内線旅客便については、コロナウイルス感染者数が増加しているものの、発着回数はコロナ禍前である2019年水準にまで回復してきています。