国営のガルーダインドネシア航空は、大半の国際線から撤退する可能性があることがわかりました。
これは同国の国営企業大臣を務めるErick Thohir大臣が明らかにしたもので、サウジアラビアなどへの巡礼便などの一部の国際線を除き、大半の運航を停止する可能性があるとし、今後国際線ネットワークは、コードシェア便で維持する考えを示しました。
同大臣は『ガルーダは過去に間違ったビジネスモデルで経営を行っていました。コストは業界平均をはるかに上回っていたので、我々はそれを修正する必要があります』と述べ、今後事業再編の一環として、自社運航便のネットワークを見直す考えです。
また年々廃止しているファーストクラスも引き続き廃止する方針を示しており、同クラスを搭載する残り2機のB777-300ERからも今後同クラスが消滅し、ファーストクラスの運航を取りやめる可能性があります。
現在のところ日本路線への影響は不明ですが、運休が続く大阪/関西発着便に影響が及ぶのか注目となります。なお、現在同社は、羽田/東京~ジャカルタ線を週2便にて直行便で運航しており、11月1日より週3便で東京/成田~バリ/デンパサール線の運航を再開する計画です。Photo : Airbus